「今年のクリスマスも部活お休みだってー」

意気揚揚と英二が飛び込んで来た。

■くりすます■

「ふーん。そうなの」
アッサリと答える

はクリスマスどうする?」
「別に。ねぇ手塚もう帰っていい?」
「少し待て」

ここはテニス部部室。
そしてここにいるのは元・テニス部員達。

「クリスマス遊ぼうよーっっ」
とだだをこねる英二に
「うるさい」
一喝。

いつものようにテニス部に顔を出して
様子は見た。今日も順調・イイカンジ。

「まだ?」
「まだだ」
「何をそんなに焦ってるの?(ニッコリ)」
「早く帰って、再放送見たいのよ」
「何があってるの?」
「いなかっぺ大将」

沈黙。

「手塚、まだ?」
「まだだ」

―っクリスマスーッッ」
「英二、が困ってるよ。もっとソフトに誘わなきゃ」
「データによるとクリスマスに予定は入っていない筈だが?」

「私、仏教」

、宗教とかは関係なく楽しもうよ」
「もっと言えーっ大石―っ」

「めんどくさい」

「そんなこと言わないで(にこっ)」

「私の中にクリスマスなんて概念はないの」

「じゃあどんな概念はあるの?(ノート書き書き)」

「もみの木祭」


「ぷっ」


「あーっあーっ今手塚が笑ったにゃー!!」
「わっ笑ってなどいないっ」


一層部室がうるさくなったわ。
帰ろう。

カタンッ

立ち上がり
ドアに手をかけ

「あんた達も早く帰んのよ」

外に出た。

トンッ

途端、誰かにぶつかった。

「ッス」
「越前?」

「何してたんすか?」
「無駄話よ」
「ふーん、ところで先輩クリスマス」
「…ああ、そうだったわね」
「え?」

うるさい部室のドアを開ける。

「あんた達はクリスマス、予定あるの?」

一瞬でしんと静まる。

「いや、ないが」
「ないにゃー」
口々に無いと答える。

「乾、海堂と桃城はヒマそう?」
「データによると確実にヒマだな」
「そう」

何事?
と全員の視線が集まる。

「じゃあクリスマスは越前の誕生日会ね」

「はぁ??」
皆の声が重なる。

「はぁ? って、誕生日よね」
「……ッス(複雑)」

「だってヒマなんでしょう?」

皆一様に口篭もる。

「決まりね」

そういうとは立ち去る。

先輩」
「なに? 越前」
「もう帰るんっすか?」
「だって」

一呼吸おいて

「いなかっぺ大将あるもの」






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いなかっぺ大将の再放送が
気になって仕方がないヒロイン(笑)
まぁこんなヒロインも有りかと(汗)

フォルダ整理してたら出てきたので
季節はずれもいいとこだけどUP☆
はははっ(笑/壊)
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