青い空、白い雲
そして
真っ青な私

それはナゼって?

それはね、目を覚ますとココが自分のお部屋ではなく

「おはよ☆」

バスのなかだったからです。




■合宿・初日■





「は?!」

なんじゃこりゃ?!
ココはどこだ?! バスのなかだ!! それは見ればわかる。これバス。間違いなくバス。しかも走っているバス。
どこ走ってんだこりゃ??
わからない。これは見てもわからない! は?? もしや高速?

「お目覚めはいかが?」

私の隣でキャハッと笑っているのは
とりあえず

「……ごきげんナナメ?」

の首を無言で絞めてみた。

「これは何?」

の意識がとぶ前に首から手をはなす。

「何って? 何?」
「なんで私ココにいるの??」
「なんでって連れて来たから!」
「私まだ顔も洗ってないよ??!!」
「ソコかよ?!」

と、私との会話に思わず入ってきたのは

「……はじめまして?」

「……会ったことあるし……」

「…………氷帝の…………ちょたくんの? あー…えー…
ひよ……しし…ど…さ…ん?」

「……宍戸亮」

「そうです! 宍戸さんって…」



その時確かに私は一瞬フリーズした。
あまりのことに理解不能だったから。



「……ななな、みな…ひょ…え?! は?? ほぁ?!」
「えー様が同時通訳するでござるよ☆「なんで、皆がココにいるでござるか? 氷帝の人まで? どういうことやねん。 は? どないなっとんねん??!!」ってトコで〜す」

「最後の「ほぁ?」は?」
「いーとこに気がつきましたねぇ。流石です。不二周助! ザブトン一万枚持ってけドロボー! 最後のは「は? なんで私服着てるの? パジャマは?」ってトコでしょ〜」

わははーっと車内は和やかないい雰囲気。
しかしですよ。私はですよ…。

…通訳ありがとう…で、どういうこと?」
「えーっとぉ、服はが着せ替えました! あと何がききた〜い?」
「この状況は?」
「合宿にむかってるの〜」
「へー」
ったらスヤスヤ寝てたから起こしちゃかわいそうかなーと思ってこっそり連れてきたんだよ♪」
「へー…」
「わかったかな?」
「……わかりたくない」

拉致だよ…
お母ちゃんも止めようよ…
っーかだいたい起こしてよ?!
それより何より

「合宿??!!」
「うん」
「えっだって
(名ばかりの)合宿って来週からじゃないの?」
「なんかーヒマだったら今日からにした!」
「はぁ?!」
「だからねーココにいる皆半強制連行って感じっ! きゃははは」
「きゃははって…」
「しかも皆手荷物無し!!!」
「は??!!」


くるーりと周りを見渡すと、皆さん妙なテンション…
あー…
諦めて壊れちゃったか…


「行き先景吾の別荘だから何でもあるっしょー。なけりゃ買ってもらえばいいしー」
「野郎共には何もやらねーぜ?」
「いいよぅ。私とがセレブな生活できるならー」
「ってあかんやろ!!」
「ちょっと侑士ー。勝手に会話に加わらないでくれるー? あんまり人数増えると会話色分けしないと誰が誰だかわかんなくなるでしょー?」



あなたって人は最強だよ……


「ってことで、急になっちゃったんで、予定していた学校まだ集まんないらしいよー」
「当たり前だ」
「黙れ貞治。でもねー、はじめちゃんとゆたくんは来てくれるらしいよー」
「えっマジ?」
「今喋ったの誰〜? キャラ濃く出してかないとわかんないよ〜?」
「マジ…なのかにゃん…」
ッ…なんだ菊丸か〜。まぁほっといて、不二周助と縁の深い人だね〜きゃはは☆」
さん仕組んだ?」(にっこり)
「ま・さ・かvv」

あーもー
頭いたいー

なにこれー
もうナニコレー!!

助けてー錦ちゃーん!!(常識人はアナタだけよー!)















と、1時間ちょっと前は嘆いていたのですが。




今、私の目の前にいるこのお方。
ちよっぴり反抗的な眼差し。
年下の初々しさ!
くあっっ!!(悶っ)
、胸キュンです。

「ども…不二裕太です」
「抱きしめていいですか?!」
「は?」

いけませんっいけませんっ
不二くんの弟さんとは思えないあまりの可愛らしさっぷりに初対面なのにセクハラをしそうになってしまいました。
裕太さんは『魔』とか『邪』とか『魔界』なんて言葉は無縁っぽいです!
裕太さんは人間ですっっ!

「あーっごめんなさいっっえと、です。よろしくお願いしますっ」
「裕太、未来のお姉さんだよ」
「……。あーもぅなんかすみませんっが無理言ったんでしょう?」(不二くんは無視っ)
「……。あっいや、先輩からは最初から今日からだって聞いてたので」(兄貴は無視っ)

と、笑顔の裕太さん。
…?
…先輩?

が先輩?」
「きゃは☆」
?」
「あっ自分が説明します」
「ねぇ裕太キャラ違わない?」
「兄貴は黙ってろ」

あー…
なんか、聞きたくない。
どーせが何かやらかしてるんでしょう?
あーやだ…

先輩は、自分の…」
「裕太〜、ひ・み・つ!」
先輩」
「裕太との秘密v」

なんやねん…それ…
ねぇ。アナタどの方向目指してるの?

さん、裕太に何かした?」
「いえ別に〜。あらら? 糸目のお兄さんは弟にどこまで干渉する気なのかしら〜?」


そして、どうしてアナタ達はすぐケンカしそうになるのっ?!

「兄貴…」

そして、どうして裕太さんが怒り気味なの?

なにこの不思議なこの三角関係。

あっ!!

乾くん入れたら四角だー。

ってなに?
今回の合宿はドロドロ四角関係恋愛ドラマ?

は? わけわかんない。
意図がわからないっ!!



「あっはじめちゃ〜んっ遅いよ〜」
「おはようございます、さん。お久しぶりですね。ふじ…」
「誰?」(にっこり)


うわー

今度は不二くんがどなたかは存じませんが美人系なお兄さんにケンカ売ってるよー
の話からするとたぶんあの人が「はじめちゃん」

ってことは何?
初日にしてドロドロ五角関係??!!

昼ドラも真っ青だね…





ということで、名ばかりの合宿初日。
青学、氷帝、ルドルフから2人。
どうなることやら…

ん?

そういえば……先生…は?


どうなるの? コレ…?





















どうするの、コレ?
と、アコがアコに問いたい。きっと答えは無いけれど…!
ということで初日こんなんなりました。
もう何を書きたいのかがわからないです。本当に。