綺麗な指。でも、ちょっとゴツゴツしてて、やっぱりそんなトコロは男の子なんだなぁって改めて感じる。
頬を撫でられ、親指が唇をなぞった。
くすぐったくて、ただ触られるだけっていうのも癪だから、舐めて噛んだ。
目の前の顔がクスッと笑う。
噛んだ口の端から、息がこぼれる。
キラリと糸をひいて私の口から離れた指がまた私の身体をなぞる。
触れられたところが酷く熱い。
「……もぉ……い……やぁ…………はぁ……っつ…………不二く…ん」
「大丈夫だよ。……そろそろ、いいかな」
「……え?」
「……っく」
「っつ!! い……痛い……よ」
「息、止めないで。ゆっくり息してて」
「っっ……んーっっ」
「大丈夫だから」
そっと頭を撫でられる、目の前は優しい彼の顔。
ゆっくり深く入ってくる。
「不二くん……っっ」
……愛してるよ」


















ってなコトになってたらどうしよーっっっっ!!!!!!!!!!!!!」

と、某旅館の一室で豪雨の空に向かって叫ぶ

「妄想がリアル長い!!!!!!!」

と、ツッコむ他一同。

台風の夜。
それぞれ眠れぬ夜を過ごす。



■夜■




時刻は0時。
早々に眠った者と、眠れぬ夜を過ごす者。
眠れぬ者は荒れていた。

携帯を片手にイライラしながら部屋を歩き回る
それを見守る乾。
ククッと笑いながら跡部は外に目をやった。
大粒の雨が窓を叩く。
「あ、雷」
ピカッと光り、佐伯が顔をしかめた。
手塚は腕を組み、一点を見つめている。
「皆、ちゃんと寝てるかな」
大石が席を立つ。

ピカッ

また雷が光った。

「どうして携帯が繋がらないのよっっ!!!!!!」

が怒鳴る。

「山間部だから電波悪いし、仕方ないよ」

ニコリと微笑む佐伯がまた憎らしい。

「わかっとるわ!! 家電も繋がらないのがイライラするんじゃーっっ!!!」
「コールはすれども出ないっとことは……なぁ」

跡部がクッと笑うと、すかさずバチコーンとのチョップが炸裂した。

「テメッ」
「じゃかしいわっこのクソダラが!! だいたい天下の跡部なら台風くらい日本から追い払え!!」
「無理だ。バカかお前」

またも跡部に襲いかかろうとする

「止めろって」

乾が必死でおさえる。


「まぁ心配しなくても大丈夫じゃないかな」

殺伐とした空気とは間逆に爽やかに微笑むのは佐伯。


「何が大丈夫なのよ」
「……イロイロ、と」


ということで始まりました。第1回『不二擁護派代表・佐伯VSを愛して止まない同盟会長・』の白熱バトル。


さんは何が不満なの」
「アイツとがふたりきりだということが!!」

おーっと選手、佐伯選手の胸座を掴みました。

「どうして?」
「何かあったらどうしてくれる!!」

選手の爪が真っ白ですねー
力入れすぎですね

「何かって、まぁ、年頃の男女だし。それは仕方ないよ」
「だっ…駄目だ!! 何かあっては駄目だ!! 歳を考えろ!!」

おーっと、ここで手塚選手の乱入です。

「そーだそーだ!! 老けてるけどまだ中坊なんだゾ☆」
「老けてるは余計だ!!」

「でもよ、ゴム無−ぜ。あの屋敷」

なんと跡部選手の大胆発言に選手凍りついたー!

「まさか…まさかねぇ…生なんて……不二はそんなことしない男だ!!」

おお?! 選手の中で不二に対する信頼度が上がったようですよ
いやいや、佐伯選手が笑っています
注目してみましょう

「やりだして今頃無いことに気付いて焦ってるかも。ウケる」
「ウケねーよ!!」
「まぁ、ね。ぶっちゃけ無くても楽しめるしね」

いやー佐伯選手も笑顔でサラリといろいろなことを言いますねぇ

「……え」

選手ドン引きですね

「自分のは自分で処理しちゃえばいいし。まぁ練習みたいな? 入れなくてもイケるしね」

爽やかな顔から飛び出してくる言葉とは思えませんね

「不二…打っ殺す」

選手の中の不二への信頼度はガタ落ちですね

おーっと、選手、笑顔で佐伯選手の首を締め上げようとしてますね!

……」

っと、ここで乾コーチがやって来ました。
ヒョイッと選手を抱え上げましたね。
大暴れしてますよ。乾コーチの眼鏡がズレましたよ

「だいたいこんなことになったのはお前の責任だろう。皆にも迷惑をかけて、不二ともいい迷惑だ。……暴れるな。明日の朝には天候も落ち着くから、そうしたら急いで戻るから。ほら、寝るぞ」
「ふがーっっ」

選手痛い所をつかれて、何とも言えない表情です
これはまさか

「寝付くまで子守唄うたってやるから」
「絶対いらない」
「……羊数えてやる」
「絶対いらない」
「押さえ付けてでも寝かす!! これ以上迷惑かけるな」
「いーやーっっ」

パタン……

お。選手、乾コーチに抱えられたまま場外へ
これは退場ということで?
まぁ、勝者は乾コーチですね
ということで、これにて実況終わります。

















翌朝慌てて戻った一同の前に、いい笑顔の不二たけが姿を現し

? は部屋でまだ寝てるよ」

がホッと胸を撫で下ろしたが

「明け方まで寝かせてあげられなかったら」

という不二のいい笑顔で卒倒したのは言うまでも無い。


















実際2人に何かあったのか、無かったのかは皆さん好きに想像していただいて(笑)
まぁ、あったんですけど(大笑)
書きかけてるんで、書いたらどっかに置きます。たぶん

しかしアレだね。下品。全体的に。
佐伯さんに謝らないとだね。土下座だよ。