越前リョーマと・ホワイトデー当日、登校前の出来事。



もうヤダヤダヤダッ!


先月の紫の物体。


アレ食べたリョーマくん、次の日お腹壊してたよ!!


もうバカバカバカッ!!


なんであんなモノあげちゃったんだろ??


しかも今日ホワイトデーってヤツだよ?


リョーマくん律儀だからきっとお返しとかくれちゃうよ?


ムリムリムリ!!!


あんなのあげちゃったのにお返しなんてもらえない!!


ピンポーンッ
学校の準備も終え、今日という日に頭を抱えていると玄関のチャイムが鳴った。
、学校行くなら玄関出てちょうだい」
母に促されしぶしぶ玄関に向う。

「はーい」

ガチャリ。

扉を開けると

「ちっす」

と身長がかわらぬ男の子が立っていました。


「リョッ!!!!」
「時間無いから、コレ」

ぶっきらぼうに渡すとリョーマは走って行きました。



「?」


渡されたものを開けると中から白い物体。


「こ…これは……」

つついてみるとフワフワとした柔らかい感触。


「こ……これ………は……………」

甘い香り。

「ま…ましゅまろ……?」

にしては大きすぎる。
バレーボールとまではいかないがそれ程大きい。

「お……お返しってヤツですか……」

市販品にしては大きすぎるマシュマロ。

「しかも手作りってヤツですか……」

これは

これは……

愛の試練です。

リョーマくん。先月のアナタの気持ち、わかりました。










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王子は料理するのでしょうか?
なんか…ヘタそうじゃないですか?
食べれないことはないんだけど
ビミョウなの。
そんな感じがします。私は。
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