大石秀一郎と・バレンタイン3日前。






「大石君は甘いの平気ー?」
この時期になると定番のセリフ。
これは女の子からの意思表示。
『チョコあげるねvv』

「ああ、大丈夫だけど」
こう答えておけば14日にチョコがやってくる。
普通は
しかし
「あのね、コレあげる」
手渡されたのはリボンのかかった箱。
「?」
「バレンタインおめでとー」
「(おめでとう??)あ……ありがとう」
「あーごめんねぇ。ビックリした?」
「少し」
「だって当日はいっぱいもらってタイヘンでしょう??」
「え?」
「山の中の一つにはなりたくないからー」
「はぁ」
「それに一番に渡したかったし」
「はぁ」
「なんか相づちばっかー」
「あっゴメン」
「別にいいよー」

はふわりと微笑み

「好きですからー」

「ええ?!」

「私、大石君のこと好きですから」

「あっあの…//////」

「うわぁ照れてるー」

「その、俺も好きだよ。ずっと前から好きだった」

「……ほんとにー??」

「ホントに」

「わわっどーしよーっっ///////////」

「大好きだよ。さん」

「わわわっっ/////////」

「今年はもうチョコいらないや」

「なんでぇ?」

「一番もらいたかった子からもらえたしね」










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すごい短いし……
甘々じゃないし……
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