「不二君不二君、ちょっとちょっと」
こいこいと手招きをすると笑顔で不二君が来てくれた。
「どうしたの?」
キョロキョロと辺りを見回し人気がないことを確認すると
「はい」
チョコを渡した。
「くれるの? ありがとう」
「頑張ってつくったんだよvv」
「本当に? 嬉しいなぁ。ねぇ、どうしてココまで呼び出したの?」
素朴な疑問だったのだろう。
「え? だって……皆の前で渡すのはなんか恥ずかしいから」
「僕達が付き合ってることなんて皆知ってるのに?」
「だってだって///」
「(可愛いなぁ。は)あ、そうだ。ちょっと待ってて」
不二君は教室に戻ると何かを持ってすぐにやって来ました。
「もらってばっかじゃ悪いからね」
そう言って手渡してくれたのは……チョコ??
「えっ? えっ?」
「僕の気持ちも受け取ってね」
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友人の実話。
「あげたらもらってしまったよ!私があげた
のより高そうーっっ」
だそうです。
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