乾貞治と・バレンタイン当日の出来事。





、起きろ」
「……ん」
「もう放課後だぞ」
「……ん? 乾くん?」
が居眠りだなんて珍しいな」

えへへとは笑う。
「昨日、夜更かししちゃったから」
「チョコでもつくっていたのか?」
「ピンポーン。さすが乾くん」

両腕をあげ背伸びをすると
「起こしてくれてありがとうvv じゃあ、私もう帰るね」
「ああ」
バイバイと手を振って教室を後にした
その後姿を見送りながら

「……おかしいな。から義理であれチョコをもらえる確率は98%だったのに」



「きゃぁっ!」



遠くでの叫び声が聞こえると
パタ
パタパタ

パタパタパタッッ

バンッッ


?」
「はぁっはぁっっ」
息をきらし、真っ赤な顔をした
「忘れてたっ!」

ガサゴソとバッグをかき回し綺麗にラッピングされた箱を取り出した。

「バレンタインの……です」
湯気が出るくらい顔を真っ赤にして乾にズイッと押し付ける。

「ありがとう」
「いえいえ……///」
「昨日、コレを作ってたのか?」
「……う……うん」
「……ありがとう」
「いえいえ///」









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ちゃんとドリになってるか不安。
そういえば乾先輩ドリ初めてだ。
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